【最新版】UAEのコロナ状況

UAEのコロナ状況

日本は現在、世界と逆行して感染者数と死亡者数の両方とも増えておりますが、UAE/ドバイでは規制緩和が進んでいます。

緩和に向かう中でも規制が残っていることや、気をつけるべき点に関して現地の状況をお届けします。

目次

UAE国内における直近の状況

UAE全体でコロナ対策の規制が緩和されています。

外出時にはマスクを持ち歩くべきですが、屋外で人が密集していないところではマスクの着用は任意となっております。

逆に室内の人が密集する場所ではマスクの着用が義務付けられております。モールなどにも「Mask is Mandatory(マスクの着用は義務です)」などの張り紙があり、このルールに従わないと3,000aed(約11万円以上)の罰則があります。そのため、屋外でマスクを着用しなくても、外出時には常に持ち運ぶことを忘れないようにしましょう。

UAE国内でのワクチン・PCRテストの確認状況

ワクチン接種やPCRテストの確認は日常的には確認されません。しかし、UAEへの入国時や国内の移動時に確認されることがあるので、ここに最新の情報をまとめます。

UAE入国時の確認

2022年2月26日時点では、UAEのNational Emergency Crisis and Disaster Management Authority(MCEMA:災害管理庁のような機関)は、UAEに入国する海外の渡航者には主に3つのどれかをクリアするように条件を出しています。

  • ワクチン接種証明書(QRコード付き)の提示
    接種証明書があれば陰性証明書の提示は必要はありません
  • 入国から48時間以内の陰性証明書の提示
    ワクチン接種証明書(QRコード付き)を持っていない場合に必要になります
  • 回復証明書(出国30日間以内)の提示

入国に関する情報は日本橋夢屋という旅行会社さんが大変細かくまとめられていたので、参考に紹介させていただきます。

参考:日本橋夢屋「アラブ首長国連邦(UAE)への渡航に必要な手続きの手順」, https://www.tokutenryoko.com/news/passage/13194#ica, (2022年8月26日)

アブダビでの対応

UAE国内でもドバイとアブダビでは対応が異なるので事前に確認が必要です。

以前はアブダビへ入る際の境界でAl Hosnアプリを提示しPCR検査の結果が陰性であることを提示する必要がありました。しかし、最近のアブダビからの発表(2022年2月28日)では、Al Hosnアプリの*グリーンパスを提示する必要や、陽性患者の可能性のある人を確認するEDEスキャナーの審査がなくなりました。(*グリーンパスに関して以下で説明しております

ただ、アブダビの以下の所定の場所ではAl Hosnアプリのグリーンパスを提示する必要があるので事前に準備をしておきましょう。

  • ショッピングセンター
  • レストラン
  • カフェ
  • スポーツ
  • レクリエーション施設
  • ヘルスリゾート
  • 大学や学術機関
  • ミュージアムや文化センター
  • 娯楽施設
  • ショッピングセンター以外の店舗(スーパーマーケットや薬局を除く)

この他にもAl HosnアプリのグリーンパスはUAEの連邦政府機関やその他の公共サービスを受ける際などに提示が必要となります。日本では接種証明書を提示するところは少ないですが、UAEではまだ多くあります。

私がアブダビへ10月に行った際にも、ショッピングセンター、ミュージアム(ルーブル美術館)、プレジデンシャルパレスなどでAl Hosnアプリの確認がされました。

Al Hosnアプリの使い方と手順

Al HosnアプリはUAE入国の際にも提示が求められる可能性があります(特にアブダビ国際空港の場合)。そのため、入国前に用意することを推奨します。

私がドバイへ入国した際の体験談をお話します。私はすでに日本国内で新型コロナウイルスのワクチンを接種しておりました。そのため日本からドバイへ来る際には、日本の「接種証明書」アプリ(英語版)のみを提示するだけで問題はありませんでした。そして、ドバイからのUAE入国であったためAl Hosnアプリの提示も必要ありませんでした。

このAl HosnアプリはUAE政府主導で推進しているアプリでUAEの居住者は誰もが持っています。急にアブダビや他の首相国へ行く用事ができた時などに備えて、ダウンロードしておくことを推奨します。

普段の生活では、私が毎週参加しているバスケットボールチームの練習場所が学校の体育館のためAl Hosnアプリでワクチン接種状況を毎回証明しています。

Al Hosnアプリのグリーンパス

Al Hosnアプリを提示した際に見られるのがグリーンパスになっているかどうかということです。このグリーンパスを表示させるためには、規定のワクチンを2回以上接種しているか、または14日以内*に受けたPCRテストの結果が陰性であることが必要となります。(*現在は30日となりました)

日本の接種証明書の反映方法

Al HosnアプリはUAE政府が提案しているアプリです。

UAEでワクチン接種をした方は、個人情報が自動的に紐付けられます。しかし、ドバイへの渡航前に日本でワクチン接種をした方は、日本の接種証明書と個人情報をAl Hosnアプリ内に登録する必要があります。

アプリ内の情報は全て英語での対応になっているため、英語に不慣れの方はゆっくり一つずつ理解して進めていきましょう。

Al Hosnアプリの登録手順

  1. アプリのダウンロードと個人情報の登録(https://alhosnapp.ae/en/home/
    1. 名前
    2. 生年月日
    3. パスポート情報など
  2. ICPウェブサイトで個人情報の登録と必要書類を提出(https://smartservices.icp.gov.ae/echannels/web/client/guest/index.html#/registerArrivals
    1. パスポートの写真
    2. 証明写真
    3. ワクチン接種証明書(英語)

ちなみに2-cの「ワクチン接種証明書(英語)」は、日本の「接種証明書」アプリからダウンロードすることができます。ダウンロード方法は入国時に提示するQRコードのある画面下にある、「この証明書を画像として保存」というボタンを押すと画像として保存することができます。

この作業が完了するとAl Hosnアプリに、日本で接種したワクチン接種証明書が反映されます。

ワクチンを接種していない場合

ワクチンを接種していない方がAl Hosnアプリのグリーンパス状態にするには、14日毎にPCRテストを受ける必要があります。Al Hosnアプリを登録しておけば、PCRテスト実施後にその結果が反映されます。ここで陰性であればグリーンパス状態となり、陽性の場合は赤く表示されます。

終わりに

これらの情報をまとめていると、日本とUAEのIDカードと接種証明書アプリがとても似ているなと感じました。日本とUAEの状況しか把握できておりませんが、コロナ対策のためにこのようなシステムが世界に広がっているのだなと感じます。

マイナンバーカード=エミレーツID

接種証明書アプリ=Al Hosnアプリ

新型コロナウイルスも終わりに向かっているように感じます。それでも、UAE国内では罰金の対象となる規制も残っているので今後とも気をつけて行動していきましょう。

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